かなり久しぶりの雨降り曜日。
降ったり止んだりですが、日傘がいらない1日となりました。
日傘と言えば、
小さな頃は、母が日傘をさしているのを見るのがとても好きでした。
大人になって、自分で日傘をさすようになった時は、
とっても嬉しい気持ちでした。
日傘って、可愛い物が多くて、
レースをふんだんに使っているもの、
ちょっとシックなもの、
上品でゴージャスなもの等。
見ると欲しくなって困ります。
雨傘も好きですが、日傘ほどヒラヒラしていないのが残念です。
1度、お気に入りの傘を、不注意で地下鉄の切符売り場に忘れてきてしまった事があって、慌てて取りに戻りましたが、既に時遅し。
本当にお気に入りの傘だったので、かなり落胆しました。
その時に友達から聞いた言葉が、「身代わり」。
自分がとっても大事にしていた物をなくした時は、
自分の身代わりになっていなくなったという事だよと言われました。
私はその言葉を聞いて、もやもやといつまでも悔やんでいた自分にけりがついて、とてもスッキリした気持ちになりました。
それからは、大切にしていた物が無くなっても、
ちょっとだけ悔しく思うだけで、身代わりとなってくれた物達に助けられていると感じています。
そして「身代わり」で思い出しました。
有吉玉青
「身がわり」
この本は、作家有吉佐和子さんのお嬢さん、有吉玉青さんが、母:佐和子さんとの日々を綴った本です。母と娘の関わり方が、私には強烈な印象を与えました。